2019年2月 美山中学校1年生 女子2名がデンマークへ1週間留学

2019年2月23日~3月2日

3年間にわたり行ってきた美山町とデンマークとの交流活動。その中でついに美山町の女子中学生2名がデンマークへ渡ることが実現しました。

それまでの活動を通して彼女達が「デンマークへ行ってみたい」「チャレンジしてみたい」と思い、それを意思表示したことをきっかけに、双方の関係者が柔軟に動き、更にデンマークの学校(北の星国民学校)が寛大な受入れ体制を取ってくれたことで、今回のプチ留学は実現しました。

彼女たち二人だけで飛行機に乗ってデンマークに渡り、クラスメイトの家にそれぞれホームステイしながら学校に通う生活。
学校側も、彼女たちが滞在する一週間を「JAPAN WEEK」と題し、全学年通じて「日本」を学ぶ機会としてくれた上に、「JAPAN DAY」という日本文化の数々のワークショップを学内で開催する一日をも設定し、生徒達が様々な日本文化に楽しく触れる機会を作ってくれました。

美山の女子2名は滞在中、多くのクラスを周り「美山町」や「美山町で暮らす中学生の暮らし」のプレゼンテーションを行い、「JAPAN DAY」のワークショップでは日本文化の指導役をし、その他の時間ではクラスメイト達と多くの時間を共有した結果、たくさんの友人を作って帰ってきました。
この間のコミュニケーションはホームステイ先も含めてすべて英語で行われています。(途中、デンマーク在住の高田ケラー有子氏のお世話になったり、美山町からの大人の視察団と合流はありましたが)
留学前に英語の特訓は行ったものの、それでもまだまだ拙いであろう英語力で周囲の大人は心配もしていましたが、双方の子供たちはITの力も借りながら言葉の壁を軽々とクリアし、帰国後数ヶ月たっても双方の子どもたち同士の個人的な交流は密接に続いています。

これまで双方の大人同士の行き来でも深い関係が築けてきた当プロジェクトでしたが、やはり実際に子供自身が行くことの説得力や影響力はとても大きく、双方の町にとっても、今後のこの活動にとっても大きな礎となる出来事であったことは間違いありません。

美山町内では彼女たちに刺激された多くの子供達が「私もデンマークに行きたい!」と意気込み、積極的に英語の勉強に取り組んだり、デンマークとの交流活動に参加しています。

私たちは、こうした交流を通じて、子どもたちがより国際的な感覚をもって育っていくこと、また他の文化とふれ合うことで、あらためて自分たちの町の価値や可能性を知ってもらうこと、そしてそれがこの町の大きな魅力となり、この町の人口増加に繋がることを目指しています。

その為のサポート体制として「美山 お米でサポート」も立ち上げましたので、ご協力をよろしくお願いします。

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